2024/05/20その他
<生産者との取組み> もち米「マンゲツモチ」の田植え(5月11日)
もち米「マンゲツモチ」
千葉県成田市「おかげさま農場」 https://www.okagesam.info/
おかげさま農場での田植え体験をリポートいたします。おかげさま農場は千葉県成田市にある複数の農家さんの集合体の名前です。榮太樓はこのおかげさま農場と8年くらい前からお付き合いを始め、「マンゲツモチ」を購入しております。マンゲツモチというのはもち米の品種名です。特長は「味がおいしいのはもちろん、粒に弾力があり餅にしたときの歯ごたえがしっかりしていて、歯切れが良い」という点。さて、このマンゲツモチ。仕入れているだけではないのです。榮太樓の社員が、田植え、除草、稲刈りという一連の米作りの作業を毎年農場に行っておこなっているのです。ただし、榮太樓のお菓子で使われるもち米の全量を社員が作っているわけではもちろんありません。量としては全然微量です。榮太樓購入分のほとんどは契約の農家さんが機械を使ってきちんと収穫したものを普通に仕入れています。が、全仕入れ量の1%あるかないか分かりませんが田んぼ一枚分だけを榮太樓の社員が作っているのです。機械を使わずに一枚だけは全部手作業。農場に1反の田んぼが数十あるうちの榮太樓部分は1反の2/3くらいの大きさです。1反は1,000㎡。50mプール(50×20m)を思い浮かべるとなんとなくイメージできますでしょうか。最初の写真を見てください。手前の長方形がその榮太樓部分です。固定の中心メンバーはいますが、それ以外の大多数は全部署から参加者を都度変えながら農作業体験をしています。では写真とともに田植え作業をご紹介いたします。
水を張った手前の一枚が榮太樓の手作業の田んぼ。面積は1反の約2/3。目の前で見るとかなり広く感じます。
大きな道具を持って田んぼに入っているのは営業部一の元気者。苗を植えるための目安になる線を引いています。
横に縦に行ったり来たりして田んぼに線が引かれました。なかなかきれいな碁盤目になっています。
マンゲツモチの苗。容器に2,000本以上らしいので、それが9個あるから18,000本以上ということ。すごい数です。
真ん中の人がずっとお世話になっている農家さんで、作業の前には丁寧にやり方の指導をしてくれます。
では、いよいよ作業開始。参加者一列になって植えながら前に進んでいきます。
実は榮太樓の社員以外にもお取引先の方々も参加されています。(髙島屋様、三幸食品様)
今年初めて参加という人も含まれていますが、何度も参加している人はやはり手慣れた感じに見えました。
田植え作業の間、農家さんの家屋のほうでは昼食の準備が進められています。新鮮な野菜がおいしそう~
今日はカレー。作っているのは農家さん二人とお手伝いの当社社員一人の計三人。量が多いのでご苦労様です。
どんどん料理が完成していきます。ということで、そろそろまた田んぼの方へ移動してみます。
田植え作業完了。まあまあきれいかなあと思うのですが次の写真を見てください。機械を使って農家さんが普通にやっているのがこちら!
これです。さすが。美しいですよね。
田植えが終わって全員家屋のほうに戻ってきました。昼食の準備。木陰が涼しくて気持ちいい。
おいしいご飯を食べながらおかげさま農場代表の楽しいお話を聴いているところ。心地良い時間♪
農産物の直売所(「かざぐるま」)も近くにあります。
5月11日の田植えリポートは以上です。これから稲がどんどん育っていきます。が、この榮太樓部分の田んぼは農薬を使いませんので雑草がすごく伸びます。雑草は稲よりもパワフルなのでほっておくとたいへんなことに。そのため今後真夏になる前に何度か除草をします。榮太樓社員が大勢で行って田んぼに入り、手で直接雑草を抜くのです。暑い日差しのなかたいへんですが、実り多い収穫シーズンを想像しながらの作業になります。もちろん最終的なところは獲れたもち米を使っておいしいお菓子を作ること。それを消費者の皆さまにお届けして喜んでもらうことです。それでは今年も社員一同楽しみながら頑張ってマンゲツモチを育てていきたいと思います。
広報部