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<生産者との取組み> ささげ、よもぎ(ともに秋田県内) | NEWS

2024/07/20その他

<生産者との取組み> ささげ、よもぎ(ともに秋田県内)

7月1日

訪問した場所‥秋田県湯沢市ほか    取材した作物‥ささげ<マメ科 ササゲ属>

作られるお菓子‥甘名納糖、赤飯など

 

7月2日

訪問した場所‥秋田県山本郡ほか    取材した作物‥よもぎ<キク科 ヨモギ属>

作られるお菓子‥西河岸大福(草)、草餅など

 

生産者さんとの取組みレポート、第三回目の舞台は秋田県です。作物はササゲとヨモギ。お菓子で言うとササゲを材料として使うのが「甘名納糖(あまななっとう)」や「御赤飯」。アズキに似ているササゲは「大角豆」とも書きますが、文字通りアズキより一回り大きくてやや角張っているのが特徴。皮が硬くて煮ても破れにくいので、「腹が切れない(切腹しない)」という連想から縁起の良い豆という意味でも古くから親しまれてきました。江戸時代には田んぼのあぜ道に自生しているような野性味のある豆で安価に手に入ったのですが、今となってはアズキよりもはるかに希少で高価な豆になってしまいました。榮太樓の甘名納糖は江戸時代から今も変わらずササゲを使用していますのでぜひ一度お試しを。野趣あふれる豆の味がしっかりお楽しみいただけることと思います。もう一つがヨモギ。野趣ということではこちらも負けてはいません。白神山地の近く、朝露光るヨモギの自生地に一歩足を踏み入れるとヨモギの力強い香りが立ち上ってきて鼻をつきます。植物の生命力そのものをダイレクトに感じられるようでした。ヨモギを使った草餅の滋味に富むおいしさはまさにこのエネルギーから来ているのだなと。今回の秋田訪問はそういうたくましい作物二つを写真とともにご紹介します。

 

 

最初に向かったのが湯沢市の「やまだアグリサービス」さん。こちらにお目当てのササゲがあるのです。楽しみ♪ ちなみに、やまだアグリサービス全体の主な生産物はお米、大豆、ネギなど。

 

 

写真は直売所の「とれたって」。敷地の入り口からも近くて便利です。穫れたての野菜を買えちゃう「とれたって」。覚えやすいし会話口調の響きもあって良いネーミングですよね~。

 

 

さっそく案内していただいたササゲの畑です。しゃがんで葉の様子を見ているのはこちらの若きエース。まだ20代。でもとても頼もしい雰囲気があるので安心すぎる予感しかありません。

 

 

ちょっと場所を移動しましたがこちらもササゲ畑です。広さは1.5ヘクタールほど。40kgほどの豆が穫れるだろうとのこと。ぜひぜひおいしいササゲをたくさんお願いしまーす!

 

 

ここからは次の生産者さんの畑。作物はやはりササゲ。小雨が降ってきてひんやりとした空気になってきていました。しかし、ササゲを間近で見られるワクワク感であまり気にもならず。

 

 

農業資材のシートが長く張られています。シートの穴からはササゲの葉が元気よく伸びてきており。予定では7月下旬くらいからアブラムシ対策が必要とのこと(元気に育っておくれよ~)。

 

 

畑の前で皆様を撮影。商品のお菓子はいつも間近で見ていますが、その素材である作物が育つ様子を見られるのは貴重な体験。こうして得た情報を今後もどんどん発信していこうと思っています!

 

 

ここからは翌日。朝の6時前。場所は白神山地付近のヨモギ自生地。群生という表現がピッタリきます。早朝なので山にはもやがかかりちょっと幻想的。黙ってボーッと眺めていたい風景です。

 

 

あんまりボーッとしてはいられません。ぜひヨモギを自分たちの手で採らなくては! 個人的には(ありがたく採らせてもらいますっ!)という感謝の気持ちを持ちつつ足を踏み入れました。

 

 

収穫作業の終わりには企画開発部門の二人で「採ったよーー!」の記念すべき1カット。この頃にはだいぶあたりも明るくなってきています。

 

 

ヨモギのアップ写真。鮮やかな緑色といいシャープな葉の形といい自然のエネルギーそのものという印象。採取しているときもイキイキとしたヨモギの香りが辺りに充満していました。

 

 

次に向かったのが「藤里町農畜産物処理加工センター(秋田県山本郡藤里町粕毛字清水岱)」。こちらで先ほど採取したばかりのヨモギをいろいろと加工してもらうわけです。

 

 

まずは浴槽のような大きな容器でヨモギを洗浄。ジェット水流も出ているのでまるでジャグジー。たまに小さなアオムシが葉の裏にくっついていたりもしますが丁寧に洗います。

 

 

次は煮沸。洗浄が済んだよもぎを大釜でグツグツと煮ています。約3分間。大釜には重曹が入っておりしっかりとアクを取り除いていきます。

 

 

最後は遠心分離機にかけて水分を十分に飛ばします。それを真空パックに仕上げると完了。数時間前に採ったばかりのヨモギがこういう形になるって嬉しい~。

 

 

ササゲとヨモギの話は以上です。でも、せっかくここに来たのだからと世界遺産「白神山地」にも連れて行ってもらえて(嬉)‥、世界最大級と言われるブナ林に圧倒されてきました。

 

 

白神山地の麓。藤里町の「峨瓏(がろう)の滝」。写真では伝わりづらいですが水量の多さというか落下の勢いが凄くて驚。良いアングルのままだいぶ間近に寄れるフォトジェニックな滝でした。

 

 

全行程が終わり空港に向かう車窓から。一面の小さな白い花はソバの花。青い空、豊かな森を抱いた山々、澄んだ空気、ササゲやヨモギの育つ環境をしっかりと見ることができて大満足です。

 

今回のササゲやヨモギの生産者の皆様ありがとうございました! 一ヶ所一ヶ所丁寧に案内してくださったお取引き会社の皆様ありがとうございました! 良い素材を収穫できたあとは榮太樓がおいしいお菓子を作ります。そして、最後はお客様のもとへ。どうぞお楽しみにしていてください。

 

今回お世話になった取引先皆様 ‥ 日の本穀粉 株式会社     株式会社 館山     有限会社 鈴和商店

 

榮太樓總本鋪

広報部

 

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