2024/11/01その他
クラファン返礼品の「金鍔(きんつば)」、丸い形の理由はこれ
クラウドファンディング、おかげさまで目標達成!
引き続きご支援よろしくお願いします
もっと全国の子どもたちに和菓子のおいしさを届けたいとの想いから10月より寄付型クラウドファンディングを開始しました。多くの方々のご支援によりおかげさまで初期設定目標を達成することができました。コース別に支援してくださった方には弊社の「名代 金鍔」をプレゼントしております。引き続き11月30日まで募集しておりますのでご支援のほどよろしくお願いいたします。
詳しい内容はこちら https://www.eitaro.com/news/other/20241021/2468/
クラウドファンディングページ https://congrant.com/project/tsunaguinochi/12746
さてその金鍔ですが、どうして形が丸いのでしょうか?
答えは、できあがったお菓子の形が刀の鍔に似ていたからです。鍔は角が丸くなっているものがほとんどです。理由は角が尖っていると抜刀する際に着物の袖などに引っかかり、一瞬の勝負に遅れをとる危険があるからだとか。
刀の鍔(つば)レプリカ
では金鍔はいつ頃からあったのでしょうか。その歴史は今から300年ほど前まで遡ります。江戸に金鍔という菓子が大福餅などと現れたのは享保年間(1716~1735年)頃だと言われます。それ以前は貞享年間(1684)頃にうるちの皮で赤小豆餡を包んで焼いた「銀鍔(ぎんつば)」が京都で売られていました。これが江戸に渡り、ちょうど形が日本刀の鍔のようで、皮も小麦粉にしたことで焼き色が黄金色に見えたこと。また「江戸の金使い 上方の銀使い」であることから「金鍔」と名づけられたなど諸説がございます。
江戸時代には金鍔屋がたくさんありましたが、榮太樓の金鍔は江戸の頃から今もその製法は変わっておりません。原料となる小豆は北海道十勝産の「エリモショウズ」という品種を使用。香りの高さと風味が強く、炊くと実がホクホクとなり理想のつぶし餡ができます。しかしエリモショウズは病害に弱く、近年では作付けが減り続け十勝地域でも2割ほどしか生産されていない稀少な小豆です。
詳しい内容はこちら https://www.eitaro.com/news/other/20241016/2439/
金鍔(きんつば)
日本橋本店内の喫茶「Nihonbashi E-Chaya」では江戸末期に屋台で売っていた「焼きたて金鍔」がお楽しみいただけます。贈答品にもお使いいただけるお日保ちタイプも合わせてご用意しておりますのでどうぞご賞味くださいませ。
公式オンラインストアはこちらから 金鍔