2025/03/28その他
映画「和菓子」レコーディング、60年の時を経て現代へ
半世紀以上前に公開された映画をもう一度見るために、
そして、多くの方々に見てもらうために、
現代版リニューアルプロジェクトを始動しました。
前回の「4K化」記事はこちら https://www.eitaro.com/news/other/20250308/2687/
2月都内某所、4K化した映像に新たな命を吹き込みます。オリジナルも大変素晴らしいものですが、今回令和版としてナレーションをお願いしたのはナレーターの斉藤茂一(さいとうもいち)さん。ちなみにオリジナル版のナレーターは久米明さんが務められたということで一同驚いた次第です。
録音に立ち合いいただいたのは桜映画社様と記録映画保存センター様。録音ブースを構えた部屋へ
通され、真っ暗な部屋の中には大きなモニターと音響機材がずらり。スタッフの方々がオリジナル版の音源と照らし合わせながら調整を進めていました。静かな緊張感が満ちるなか録音テストが始まります。第一声、斉藤さんの声に思わず安心感を覚えるとともに、その世界観に吸い込まれてしまいました。貴重なレコーディング風景の撮影許可を頂きましたので写真とともにご説明します。
▲オリジナルのナレーション音源を重ねながら、秒ごとに細かく合わせていきレコーディングが始まります。原盤からズレないよう、語る言葉のスピードなども見事に調整されていました。
▲一語一句を丁寧に、令和版「和菓子」に新しい命が吹き込まれてゆきます。
▲新たにレコーディングした音源をはじめから最後までモニターで視聴。斉藤茂一さんのナレーションに聴き入ってしまい、あっという間の26分でした。
▲無事レコーディングを終え、3人で記念写真。左より弊社社長の細田将己、ナレーターの斉藤茂一さん、桜映画社の村山憲太郎社長。
改めて通して観ることで、この作品の素晴らしさを再認識させられました。これだけのものが60年前に作られていたということにも驚きです。
そして、今回このリニューアルプロジェクトには「ご縁」があります。この映画は弊社社長の祖父と桜映画社村山社長の祖父同士が制作したものです。完成から60年、次の世代にバトンは受け継がれ新たに生まれ変わる映画「和菓子」。
その美しさ、素晴らしさを記録した映画はまもなく完成間近です。
それでは次回のレポートもお楽しみに。
広報部